オーキナーワ!カニカニ!

あざくんたちの居住地は冬です。北半球はだいたい冬ですね。つまりわりと広い範囲で季節はずれなんですが、夏に沖縄に行ったときのあざショットをお送りしたいと思います。
夏の沖縄はとんでもない強烈な日差しで、あざくんたら北の海の生き物なのに!とか言う以前に、うぇーぬいぐるみさわりたくねー、というようなギラギラ具合でした。夏に沖縄に行かれる方はご注意下さい。いやでもほんとに南日本在住者以外には想像を絶する日差しだと思うんですが。筆者の想定が甘かったんでしょうかねえ。
写真は、牧志公設市場というどんなガイドブックを見ても載っている有名観光ポイントで魚介類をむさぼるあざくんです。ていうかむさぼったのは筆者です。マングローブガザミの炒めと蒸し、ハリセンボンからあげ、エビと魚の刺身、が写っています。
牧志公設市場は、那覇市牧志の市場複合体の中心部に位置する2階建てビルディングで、1階が魚等生鮮食品屋、2階が料理店になっています。別々に利用してももちろんいいのですが、1階の魚屋で魚介類を買うとそれを2階で料理して食べさせてくれるという素晴らしいけれど別にお得ではないというか魚屋と料理屋ラインがあって結構不自由なようなというか調理できる宿があればそのほうが多分やすいというかなシステムが成立しており、このときは魚屋でマングローブガザミ・なにかハタ類・ハリセンボンを買って刺身・ガザミ炒め・蒸しなど中華っぽく調理していただきました。
筆者は刺身がやや苦手でできれば火を通した方が好きなんですが、市場の魚屋さんは値段交渉の時に大概、値段は負けずにおまけに刺身を付けてあげる、という技を繰り出してくるため、この時も全く食べたくないマグロか何かを食べる羽目になりました。この辺は交渉テクニックのような気もしますが、旅先ではぼられるのもまた思い出、という感覚があって、交渉負けは多いです。ぼられる、というと響きが悪いですね。価格が適正より大幅に上ということではなくて、交渉負けするのでどうも釈然としなかった、というくらいです。
このマングローブガザミの中華風炒めがとてもおいしい!ニンニク味で油でざっざかと炒めてあるのですが、蒸しよりもこちらのほうが断然に好きです。この調理法は料理店の方が、「カニならたとえばこんなやりかたもあるよー」と言ってくださったものなのですべてのお店で対応可能かどうかはわかりません。このときの料理店の方は大変、観光客心をよくおわかりで、「炒めたのもおいしそうだけど初めて食べるカニだしなあ」と躊躇していると、「半身は蒸し、もう半身は炒めもできるよー」と! というわけで、両方いただきました。ただ料金システムが調理代×調理件数になっているので調理法をかえてもらうと2件とカウントされてしまうわけですが…。
魚屋にならんでいるものは明らかにオキナワーという感じの、青い魚・赤い魚・でかいカニ・でかいエビ・でかい貝、という感じです。あざくんはカニ食いなのでガザミを所望しましたが、カニは実はお値段は高めなので注意です。ただほんとにおいしいんですよ、マングローブガザミ。商業的重要種で結構がんばって培養・放流されているそうです。もっととれればやすくなるんでしょうけどねえ。ああ食べたい。
旅行時には、牧志公設市場の建て替えの計画があるようでした。場内の反対署名集めに協力してきましたが、全国の綺麗なだけで空虚な観光スポットに比べ、猥雑で活気あふれる牧志は素晴らしく、また沖縄に感じる東南アジア気分も横溢しているのですから、うすらさむい新設ビルディングにならないといいなあと思います。
あざくんのとなりにおたまくんがおられますが、これについてはまた後日。