くろぐろとしてかわいていてまるまっていて

いらぶーあざくん

旅に行くと、食品売り場に行くのが楽しみです。普段気がつかない自分の食生活の偏りに気がつきます。
とはいえ、ここまでぶっ飛んだ食材だと、意外な差異どころではありませんね。写真は、干しウミヘビ/ウミヘビの干物。正しくはウミヘビの薫製です。高級食材ですよ。ガイドブック等には“いらぶー”とよばれるものです。紐に通されて、まるでレイのようですねー。ウミヘビのレイ・・・嫌すぎる。これはエラブウミヘビといわれる種類です。
ここで豆知識。ウミヘビにはは虫類のウミヘビと魚類のウミヘビがいます。
は虫類のウミヘビ:
ヘビの仲間 トカゲ目ヘビ亜目コブラ
エラがないので空気を吸いに水面にあがらないといけません
コブラ科に属するだけあってかなり強い毒を持つものの、滅多に咬まないそうです
エラブウミヘビ、ヒロオウミヘビなど
魚類のウミヘビ:
ウナギの仲間 ウナギ目ウミヘビ科
エラで呼吸し、ウロコがない点で爬虫類のウミヘビと異なります
ゴイシウミヘビ、イレズミウミヘビなど
というわけで、沖縄の“いらぶー”は爬虫類ということになります。ヘビ食。体によさそうというか中国っぽいというか。爬虫類は鳥類と近いので食べるとおいしいと言いますが、ウミヘビはどうなんでしょうか。
ウミヘビに接近するあまり、あざくんの写りが悪い写真ですが、あざくんは同じ海のものあつかいされてちがうと激しく主張してました。海は虫類と海ほ乳類。似たようなもんじゃないかと。
このながいものは美味しんぼ沖縄編によるとかなり美味らしく、ゼラチン質がいいらしいですが今回は食べず。っていうかこの先も食べないです、たぶん。